欧米や日本と違い、流行がないといわれるオーストラリア。
数ある個性的な都市の中でもさらに独自の文化をつくっているのが、おしゃれ都市メルボルンです。
スタバも撤退(観光地を除く)するほどマイペースに自分達の街を愛するメルボルンローカル、そこで経験したカルチャーショックをまとめました。
メルボルンコーヒー都市伝説
#メルボルンコーヒー都市伝説 (1)
会社に遅刻しても「いつものカフェが混んでいて」といえば確実に許されるとか。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月12日
それくらい、メルボルンではカフェ文化が根付いています。
仕事中にコーヒーを買いに行くのが普通で、一日何度も同じ店に顔を出す常連さんも。
ローカルカフェが特別な空間になりがちな日本とは違い、オーストラリアではカフェが日常のスペースの一部です。
#メルボルンコーヒー都市伝説 (2)
朝マシンが故障していていつものコーヒーが飲めなかったら、基本的にその日はみんな仕事しないとか。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月12日
みんな本当にやる気ないらしい。
いつものコーヒーができるまで仕事しないで待ってる、なんて事も平気であります。
#メルボルンコーヒー都市伝説 (3)
ローカルはあれやこれやとコーヒーのカスタマイズするのが常。 (温度、ミルクの質、濃さ、砂糖の種類…等々) 「カフェラテください」というと、 「え?あ、ただのカフェラテね」と、確実に失笑されるとか。 ただ「カフェラテ」が好きなだけなのに… — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月12日
そのこだわりから「フラットホワイト」(お隣ニュージーランド発祥の説も)や「マジック」「ロングブラック」など、メルボルン独自のコーヒーメニューも生まれています。
そして今、その世界観は国を越え世界中に定着しはじめています。
(メルボルンコーヒー都市伝説4)
ローカルカフェのメニューはどこもテキストで材料が書いてあるのみ。 これはヨーロッパのトラベルブックと同じく、想像力を膨らませて楽しむための仕掛けなのだとか。 (写真は先日メルボルンのカフェに納品したコーヒーメニューボードです) pic.twitter.com/gE4vDncHe9 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
慣れないとパッと見で決められないので、いつもメニューボードと睨めっこです。
店員さんにお勧めを聞いたりして、それも楽しい時間。
わかりやすさが全てではない事を学びました。(良コミュニケーションデザイン)
(メルボルンコーヒー都市伝説5)
原産国の農家のほんとどが、コーヒーという飲み物を知らないのだとか。 pic.twitter.com/wutcWa71b0 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
エスプレッソマシンを原産国まで持って行って、農家さんに提供している動画をみて感動しました。
農家さんはみんな満面の笑み。
サードウェーブシーンの本質はこういう所にあるなと感じました。
(メルボルンコーヒー都市伝説6)
とにかく朝が早いオーストリア、カフェは6時にオープンし16時には閉まる。 15時には椅子が上がっている。 そして隣の家の工事は、コーヒーに合わせて毎朝6時30分からはじまるのだとか。 pic.twitter.com/U4WOqqFzuw — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月14日
オージーは健全に生きてるなーという印象です。
平日きっちりで、週末は夜中まで遊びたおす。
(みんな家にあんまりいない)
(メルボルンコーヒー都市伝説7)
舌の肥えたメルボルンのラテラバーは、牛乳を豆乳にカスタマイズする方が多数を占めています。 ほぼ全てのカフェで使われているの定番のソイミルク「BONSOY」は、実は日本でつくられているとか。 ※写真はBONSOY公式instagramから引用 pic.twitter.com/uB75dzguS5 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月14日
実際バリスタとして店に立っていたときは、ミルクよりソイを頼む人の方が圧倒的に多かったです。
メルボルン犬伝説
(メルボルン犬伝説)
友人の愛犬アロエちゃん、日本では吠えたりした事なかったのにオーストリアに来てからは犬を見るたび威嚇しているそう。 飼い主いわく「言葉が通じてないから」らしいです。 ちなみに、日本から来た柴犬とは仲良しだとか。 pic.twitter.com/jM7gHn3EJy — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
基本的にメルボルンの犬たちは大らかでのんびり、フレンドリーです。
公園などリードフリーOKな場所が多いので、基本走り回っています。
その光景を見る度に、オージードッグは幸せやなーとしみじみ思います。
(メルボルン犬伝説2)
オーストラリアは世界的なペット大国です。「生活に欠かせない事」の調査結果第三位に「ペットを飼う」が選ばれるほど。 犬好きすぎて、ペットの総数が国民の数を上回るとか。 天気の良い日曜日の公園は、たくさんの犬が走り回っています。 (楽園感がすごい) pic.twitter.com/AbxhBLYqYK — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
メルボルン(いわゆる)都市伝説
(メルボルン都市伝説)
夜中にランニングしてたら、ポッサムが並走してきた。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
夜の公園はポッサムだらけ。
家の木にも、つがいポッサムが住んでいます。
大きいポッサムは性格が凶暴で、小さいポッサムは比較的おとなしいのだとか。
(メルボルン都市伝説2)
給湯タンクのサイズが小さすぎて、湯船にお湯を溜めている途中に水になる。 真冬にもかかわらず、みんなお風呂に入れていないとか。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
まじで、死活問題です。
(メルボルン都市伝説3)
オーストラリア人の仕事っぷりがゆるゆるなのは、失業してもすぐに手当を受けられるためクビになるのが怖くないからだとか。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
レジの店員さんとかマジで適当です。(それでも特に気にはならない)
これは、2年前にオーストラリアをキャンピングカーで4000kmラウンドした時に聞いた話です。
オーストラリア・バイロンベイでのカルチャーショック
その時、サーファーの聖地のバイロンベイに寄ったのですが、物価が上昇しているためみんな隣町に異動し始めていました。
「住みにくい」という理由で作り上げたカルチャーをサラッと手放すあたりは、移民文化を象徴しているなと感じました。
(日本との大きな違い) 日本的感覚だと「そこでどう復興させるか」です。
オーストラリアは「新しくつくる」DIYの力がベーシックに浸透しています。
(メルボルン都市伝説4)
きのう玄関を開けたら、10ドル札が落ちていた。 (お供え的な…風習?) — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
(メルボルン都市伝説5)
今のオーストラリアバブルを支えているのは、ウランの輸出なのだとか — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
今の家は5年前に比べて約3倍の賃料になっています。
家の売買はその家でオークション形式で決まるそうなのですが、アジア系の投資家がすごい値段を提示するため住宅価格が高騰しているのだとか。
(良くある普通の家で1億が相場…)
(メルボルン都市伝説6)
メルボルニアンは電話依存率が高く、併せてイヤホンマイクの普及率も異常に高いとか。 移動中に電話していない人の方が逆に珍しいとか。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
とにかくみんな、電話してる。(色んな言語で)
スマホの料金形態が基本的に通話料フリーなのも大きいのかもしれません。
あとは、エリア毎に移民カルチャーがあるのでそれも影響していると思います。
(メルボルン都市伝説7)
ハワイユーと聞かれて、ハワイユーと答える。それで挨拶が完結するのはメルボルンだけだとか。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
(メルボルンベジ都市伝説)
ヴィーガンの女の子に、彼氏はもちろんヴィーガンじゃないとだめなの?と聞いた所。 ベジタリアンだったらいいの。たとか。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月13日
(メルボルン都市伝説8)
トラム(路面電車)の進行中右折の車が道を妨害しているという理由で、電車ごと体当たりして急停止。 ドーン!車内騒然。 車掌はおもむろに運転席から乗り出し、車に向かって逆ギレ。 取り残された乗客は動かないトラムで待ちぼうけだったとか。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月14日
道路はトラム優先です。
ゆっくり進むトラム、メルボルンに来たての頃は少しの移動なのにえらい時間かかるなーと思っていました。
それもそのはず、車よりゆっくり進む上に、よく考えたら信号で停まっている?という事に数ヶ月後に気づいたのでした。
車で30分の所、トラムでは1時間です。
(メルボルン都市伝説9)
買い物からの帰りに今の乗っているトラムは、逆方向からのトラムとすれ違う度にベルを、 チン、チチチ、ッチン、チンチン と鳴らして遊んでいるのだとか。 — 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月14日
トラム運転手に限らずバスも、ナッツやチョコレートを食べながら常連さんと会話しています。
(メルボルン散歩伝説)
それなりにお洒落して散歩すると知らない人に話しかけられる確率がそうでない時に比べて75%上昇するのだとか。 pic.twitter.com/AltlngpmDd
— 河合資(グ)ローカルディレクター (@teeask) 2017年8月31日
とにかくよく話しかけられます。
こんな楽しそうに仕事ができるのって、日本じゃ考えられないです。
つぶやいたらまた更新します。
(2017/09/05メルボルンのコーヒーエコ文化について書きました)
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